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アカデミー賞授賞式2014

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朝からお祭りだぁーーな気持ちで見ていましたが、今年のアカデミー賞授賞式、すべてが「順当」でした。

まずは一言。今年もありました、会場の入り口に長いカーテンと、大きなゴールドのタッセル!一度本物を見てみたい。

誰か連れて行って。

 

ファッションからして皆さん、順当な感じ。Best song でノミネートされたHappy のファレル・ウィリアムスがタキシードに膝丈のショーツで変だったくらい。

Happy 大好きなので、もう全然かまいません。歌手だし。パフォーマンス中は違う服だし。(ベネトンみたいな演出のパフォーマンスだった・・・。)

ジェニファー・ローレンスは(契約しているので)いつも通りDiorだけど、そろそろ違うデザイナーのドレスで見てみたいなぁ。

写真ではケリー・ワシントンがアンジェリーナ・ジョリー脚になってた。ちょっとだけ。

ケイト・ブランシェットは神々しく、ルピタちゃんは可愛かった!残りはみんな、白っぽいか、黒・紺か。

 

受賞者・作品も順当、乱れなし。短編アニメ賞はMr Hublot スピーチしたフランス人(たぶん)監督、

緊張に言葉の端々が震えて、でも目がキラキラしていて胸にせまるものがありました。

ニューカマーだけじゃなくて、作品賞で受賞したブラッド・ピットも、よほど嬉しかったのか上の方をにらんでいた。うるうる・・・。

古参なのにね。古参と言えば、ジェニファー・ローレンスは、そこにもう彼女の席が約束されていることがわかっているような、

すでにベテラン然とした貫禄を漂わせていました。今年は壇上ではこけなかったし。

ハリウッドは女性の方が登りつめていく(映画人ではなく、あくまで俳優として)のは早い。

あの童顔のジョセフ・ゴードン・レヴィットは、着実に階段を上っていて、ハリウッドの次世代の主役になりつつある。監督、脚本業も順調。

キャリアのコントロールがとても上手。

ルピタちゃんはまた言葉の選び方が美しい、ケイト・ブランシェットはただものじゃないので、スピーチも格が違う。

「マコノサンス」(Mcconaissance)を経て開花した元・上半身裸・傾き男のマシュー・マコノヘーは、語っていた。

(その後ろで、プレゼンターだったジェニファー・ローレンスは横の人とちょっとおしゃべりしてた。長かったもんね。)

 

司会は2回目のエレン、去年の激しいジョークが目立ったセス・マクファーレンからの軌道修正か、とても控えめ。

ジョークはすべて堅めで、ちょっと乗り切らない感じ。

ピザ料金(宅配注文して変な空気になった)の回収時の、“Do you have money? Where’s Harvey Weinstein?”

「お金はある?ハービー・ワインスタインはどこいったの?」が最高。

一つ文句を言いたいのは、wowwowが入れた文字、「キウェテル・イジョフォー」はひどい。

普通にチュウィテル・エジオフォーじゃないのかな、難しい名前だけど「イジョフォー」はわからないと思いませんか。

前のほうの「ジミー・キンメル」は笑ったけど。キンメダイみたい。ンが余計!(私もマンチダとかにされたら嫌だ。)

日本語表記といえば、デンチ女史のPhilomena は、「あなたを抱きしめる日まで」。

なんて薄くて、ぬるくて、記憶に残らないタイトルなんだろう。

12 Years a Slave もなんでインパクトを殺ぐんだろう??「それでも夜は明ける」なんて、どんな映画のタイトルにもなる。

 

特に波乱のなかった今年のオスカー、特筆するべきことは誰もスピーチをせかされなかったこと。

(マクイーン監督はちょっと焦ってたけど!最後だったから。)

少し前のBAFTA(英国アカデミー賞)、さわりだけ見たら、ちょうど司会のスティーブン・フライが受賞スピーチの長さに関して

Usually if you are given something, say a cup of tea for example, it’s customary to say thank you.

However you don’t then go on and thank the kettle, the cup, the milk, the cow, the tea picker.

略約「紅茶を一杯いただいても、やかんに、カップに、ミルクに、牛に、茶葉を摘む人にまで感謝しないでしょう。」

と言っていて、上手い、上手すぎる。思い出し笑い。

写真は全然関係ないです。カナダなんだもん、これ。

このくらい賑やかなのを期待していたんだけど、ジョージ・クルーニーもいないし、ジャック・ニコルソンもまたいないし、

「ショー」としては、一度も場が暖まりきらない寂しさがありました。

 

来年はレゴが出てくるに違いない。Everything is Awesome なんだって。