12月31日夜9時、仕事納めの後、東京都は王子へ行ってまいりました。「狐の行列」を見に。
立石敏雄さんのコラム「笑う食卓」だったかなぁ(あやふや)、何年か前に誰かのコラムで知ったこちら、
狐のお面に狐のお化粧、華やかな着物を着た人々が練り歩くというイベント。
関東一帯の狐が大晦日の夜に集り、装束を整えて王子稲荷にお参りへ行くという言い伝えに基づいたもの。
浮世絵にも描かれています、詳しくはこちらで。
まずは、出発点の装束稲荷神社にお参りして、賑わいに参加。
お稲荷さんや揚げの販売も。お面もここで買えます。
行列の参列者は皆和装だけど、堅苦しい感じではなく、遊び心のあるアンティーク・レトロ風。
マント(とんび)に下駄に、帽子にと見事に大正レトロな感じで格好良い男性客も散見。
地元の運営の皆様も、特に神社関係者の人かな、衣装の裃がすっごく楽しい。
「夜、照明の少ない屋外で見られる」衣装だと、わかっての派手さ感!色使い、ギラギラ感!
見事な装束で気合たっぷりの大人と、おめかしした小さな子供たち。狐のお化粧がまた可愛い!
顔が映っちゃうので写真は撮りませんでしたが、見物客を含めて、多くの人がきつねのお面を身につけた風景は、
えーっと、画像検索でお楽しみください。
行って損なしですが、防寒対策はお忘れなく。
あと、もともとは地元の小さなお祭りのため、イベントとしてはこじんまり。
トイレ事情とか期待しないよう。出店も全部で10軒くらいだったかな。フランクフルト100円とか、とっても良心的な感じ。
帰りに飲んだブランデー入りホットチョコレートが、ちゃんと美味しくって(粉っぽくなく、ブランデーの量も良かった!)、
素晴らしい目の保養になって、興奮気味の年末年始になりました。
最後の写真は、行列が王子稲荷に到着したところ。後ろのビルのデジタル時計がぼんやりと光っていました。